さて、今回もHackintoshネタです。

ブートローダはOpencoreを使う場合のお話です。

タイトルの通り、Hackintoshの方法を調べてネットで他の方のアップしているEFIファイルを使ってみても、
なかなか自分の環境では正しく動かないケースもあると思います。

似たような環境のEFIを借用して、また自分の環境向けにカスタマイズして各種項目を追加。
そしたらOpencoreが起動しなくなってしますケースもあるでしょう。

もちろん各種エラーにより対応方法は異なるのですが、今回はまず基本的なConfig.plist内容が
正しいか、どこでエラーになっているのかを確認する方法について紹介します。


用意するもの

・macOSXマシン(Hackintosh)
・Kextupdater(ソフトウェア)


kextupdaterのtoolを使う

というわけでkextupdaterを起動していきましょう。

以下はkextupdaterの起動画面となります。

右下の「tools」というボタンがありますので、これを選択します。


すると、「Misc Tools」という画面が表示されます。
Toolsということでカーネルのリビルドを始め各種機能があります。

ここでは今回「Select an OpenCore config.plist which you want to check(チェックしたいOpenCoreのConfig.plistを選択せよ)」の下にある「Choose .plist」ボタンを選択していきましょう。


Chooseボタンを押すと、ファイル選択画面が開きますので、
チェック対象となるConfig.plistファイルを選択し、「Open」ボタンを押します。


これでファイルが読み込まれた状態となりますので、「Check for Verify」ボタンを押していきましょう。


あらら!!以下の通りエラーがたくさん出てきましたよ!


ちなみにこのエラーですが、今回のターゲットマシンはThinkPad E130。
しばらくHackitnoshから遠ざかっていたマシンのためOpencoreのバージョンは0.6.4。
ここから0.7.5へ更新を進めている段階でConfig内容を一旦移行した状態でチェックしたところ、
このようにエラーが沢山出てきました。

このエラーを潰していくとやっとConfig.plistが正常に読み込まれてOpencoreの起動画面にありつけます。
というわけで、このConfig.plistのエラー潰しはHackintoshの第一段階です。


今回はここまでとします。
次回はエラーの直し方について、筆者の対応する事例(ThinkPad E130)を例にご紹介していこうと思います。