このところHackintoshはご無沙汰でしたが、あまり期間を空けてしまうとスキルも錆びついてしまうので、今回はLenovo ThinkCentre Tiny M720qのOpencoreを0.8.7から0.9.3に更新しました。

Opencore0.9.3に付属のSample.plistにOpencore 0.8.7の際の各種設定情報をOpencore Configuratorを使って上書きすることでOpencore 0.9.3でも使用可能になりました。

尚、作業時には安全のため、事前にUSBメモリから起動してみて正常に起動することを確認してから、SSD上のEFIを上書きします。このコンフィグのコピペ作業も慣れましたが、何かもう少し楽に移行できるツールがあると助かりますね。


参考までに現状の筆者の更新手順は以下となります。

1)Hackintoshのインストール時に作成した起動用USBメモリのEFI領域をマウント、EFIフォルダを削除
2)現在稼働中のmacOSXのSSDのEFI領域をマウント
3)現在稼働中のmacOXのSSD上のEFIをUSBメモリのEFIにコピー
4)現在稼働中のmacOSXのSSDのEFI領域をアンマウント(誤操作や勘違いで変更しないため)
5)USBメモリのEFIの中のConfig.plistをConfig_old.plistにリネーム。
6)新しいバージョンのOpencoreのDocsフォルダにあるsample.plistをUSBメモリへコピー、Config.plistへリネーム
7)Opencore Configratorで両方のファイル(Config.plist、Config_old.plist)を開き、oldの設定情報をConfig.plistへ貼り付け
8)全て終わったら、ツールでエラーが出ていないことを確認。
(※これまでKextupdaterのtoolでcompareしていましたが、今回最新版のOpencoreconfigratorではファイル保存時にエラーチェックしてくれていました。)
ここで何かエラーがあれば、修正します。
9)エラーが無ければ、OC以下のdriversフォルダ、toolsフォルダ、opencore.efi、Boot以下のBootx64.efiをUSBメモリのEFIフォルダに上書き。
10)USBメモリから起動、問題なければ、SSDのEFIをUSBメモリのEFIで上書き


筆者のgithubにEFIをアップしております、何かの役に立てば幸いです。

尚、OSはBigSur、Monterey、Venturaで起動を確認しております。

https://github.com/osmaniax/Hackintosh_Lenovo_ThinkCentre_M720q/releases/tag/M720q