これまで筆者のZ390のHackintoshメイン機のグラフィックボードはMSIのRX570(8GB)を利用していたのですが、
今回SAPPHIRE PULSE RX5500xt(8GB)へ換装しました。

ベンチマーク比較では両者のパフォーマンスが大きく変わるわけではないため、RX570のままでも良いのですが、
RX5500xtの方がRX570と比べて若干ワット数が20-30w低い点、発熱も抑えられる、節電にもなる、それで少しだけでも高速化が見込め、
さらに新しいパーツが試せるなら良いか、と判断しての購入です。

ちなみにRX5500xtはAmazonで約30,000円で購入しました。
筆者の使用するマザーボードがMSIなのでブランドを合わせるためにMSI製のRX5500xtが欲しかったのですが、
納期が1ケ月待ちとのことで、さすがにそこまで待てず断念。
そんなわけで今回はSAPPHIREブランドのRX5500xtにしました。

チップは同一ですのである程度の基本性能は同じものですからね。
尚、玄人志向製のRX5500xtは安価なのですが、シングルファンなので、
筆者はデュアルファンで選択しました。



無事に交換を終えて、起動後のログイン画面に入る手前でブラックスクリーンのままになってしまいました。
そこで調査するとconfig.plistの設定内容を一部修正する必要がありました。
bootargsに以下を追加することで解決しました。

agdpmod=pikera

性能についてはちょっと残念な結果でした。
体感では以前よりもキビキビ動く感じはするのですけどもベンチマークの結果でOpenCLはRX570と比較すると1割増しレベル。
しかし、Metalの性能については約30%低い数値で悲しい気持ちになりました。
せっかく3万出して購入したのに、性能低いなんて。。。

ちなみにメイン機の現状のmacOSXバージョンはCatalinaなのでこの結果でしたが、BigSurではRX5500xtのドライバが改善されているとのこと。

メイン機のバージョンアップ作業は各種ファイルを大量にバックアップしたり、環境構築に時間がかかることもあり後回しにしていたのですが、せっかく購入したグラフィックカードの性能向上が見込めるのであればメインマシンもそろそろBigSurへのバージョンアップを進めないといけませんね。