今回はmacOSXの単調なターミナル画面をグラフィカルに
カスタマイズしてオシャレにカッコよくしていこうと思います。
もちろんHackintoshでもOKです!

正確に言えばターミナルではなく、zshのテーマのカスタマイズということになりますが、
今は既にmacOSXのターミナルはデフォルトでzshですのでこのようなタイトルにしました。

最近インストールしたManjaroLinuxですが、こちらを数日使っていて、
良かったのがターミナルの表示がグラフィカルな点。

どうやってグラフィカルにしているのか調べてみたら、zshのテーマで「powerlevel10k」を適用し、
Manjaroのデスクトップテーマの風味に色は合わせて変更してあることがわかりました。

そこで、zshのテーマならもちろんmacでも使えるよねってことで、早速変更してみました。

結果はGood!!

これはかなり、テンションあがりますよ。

いやぁ、ほんとManjaroLinux使ってなかったら、このテーマの存在を知ることはなかったですわ。

ネットを探すと、テーママネージャを使っている解説が多いですが、
筆者はシンプルにしたかったのでテーママネージャを使わず直接設定しました。
以下に自身の備忘も兼ねて手順を記載しておきます。


手順の流れとしては、フォントをダウンロードして、インストール、
先にフォントを設定しておき、テーマをダウンロードして適用となります。


まずはフォントのダウンロードとインストール

以下のURLにアクセスして、画像の箇所のフォントをダウンロードします。
https://github.com/romkatv/powerlevel10k#meslo-nerd-font-patched-for-powerlevel10k

上記4つのフォントのいずれかをお好みでインストール。

次にフォントのインストールは、ダウンロードしたフォントのファイルを
ダブルクリックして、「フォントをインストール」のボタンを押します。


次はターミナルのフォント設定を変更する

ターミナルのメニューから環境設定を選択します。

プロファイルのタブに移動します。
フォントが見えますね。

ここで、変更を押します。

先ほどダウンロードしたフォントに変更します。

事前の設定はこれで完了です。


テーマのダウンロードとテーマの適用

はい、いよいよ、テーマをダウンロード、適用していきます。
まずは、「.zsh」という名前でテーマをダウンロードするフォルダを作成します。

ターミナルで以下を実行し、フォルダ内に移動します。

$ mkdir -p .zsh
$ cd .zsh

次に、ダウンロードします。

$ git clone --depth=1 https://github.com/romkatv/powerlevel10k.git

念の為、今までの設定ファイルをバックアップしておきます。

$ cp .zshrc .zshrc.bak

以下でダウンロードしたファイルのパスを既存のzshの設定ファイルに適用します。

$ echo 'source ~/.zsh/powerlevel10k/powerlevel10k.zsh-theme' >> ~/.zshrc  

最後に、上記の追加設定を反映するため、以下コマンドを実施します。

$ source .zshrc

このあとは、以下のように設定メニューが実行されます。(※英語です)

ダイヤマーク(回転した四角)に見えるか?という質問です。

質問が続いて行きますので、好みに応じて数字やYかNを入力していくと設定は完了します。

完了後、ホームディレクトリに家のマークが出ていればOKです。

下の階層に移動すると、フォルダ名が出ます

git管理のフォルダに移動すると、情報が追加されますね、テンションあがります。

筆者はカラーを少し見直して、最終的に以下になりました。

変更するのは、.p10k.zshファイルです。

os_icon

  #################################[ os_icon: os identifier ]##################################
  # OS identifier color.
#  typeset -g POWERLEVEL9K_OS_ICON_FOREGROUND=232
#  typeset -g POWERLEVEL9K_OS_ICON_BACKGROUND=7
  typeset -g POWERLEVEL9K_OS_ICON_FOREGROUND=255
  typeset -g POWERLEVEL9K_OS_ICON_BACKGROUND=235

current directory

  ##################################[ dir: current directory ]##################################
  # Current directory background color.
#  typeset -g POWERLEVEL9K_DIR_BACKGROUND=4
  typeset -g POWERLEVEL9K_DIR_BACKGROUND=6
  # Default current directory foreground color.
#  typeset -g POWERLEVEL9K_DIR_FOREGROUND=254
  typeset -g POWERLEVEL9K_DIR_FOREGROUND=12
git status
 #####################################[ vcs: git status ]######################################
  # Version control system colors.
  typeset -g POWERLEVEL9K_VCS_CLEAN_BACKGROUND=2
  typeset -g POWERLEVEL9K_VCS_MODIFIED_BACKGROUND=3
  typeset -g POWERLEVEL9K_VCS_UNTRACKED_BACKGROUND=2
  typeset -g POWERLEVEL9K_VCS_CONFLICTED_BACKGROUND=3
  typeset -g POWERLEVEL9K_VCS_LOADING_BACKGROUND=8

尚、git statusは筆者は変更していません。ステータスによって色が異なりますね。


再度テーマの設定を変更したい場合

ちょっと、設定を見直したい、気に食わない、別の設定も試したい、という場合、
以下コマンドで再設定できます。

$ p10k configure

これでまた設定をやり直しできます。


やっぱりこのテーマ消すわ、という場合

やっぱり今までのテーマなしがいいわって場合は、
.zshrcファイルを消して、先にバックアップした.zshrc.bakファイルを.zshrcにリネームで戻ります。
あとは、不要になった.zshフォルダを削除「rm -Rf .zsh」で完了です。

今日はここまで
何かの参考になれば幸いです。