OpenLiteSpeed1.7.15とPHP8.0.16の更新
先日、ArchLinuxの更新の際に一時停止してしまった、本ブログが稼働するWEBサーバですが、
WEBサーバのアプリであるOpenLiteSpeedがの最新版がリリースされていました。
PHPも8.1.3と8.0.16がリリースされていましたので、PHPも合わせて更新することにしました。
手順は以下の通り。
OpenLiteSpeed1.7.15へ更新する
筆者は基本はmacOSXで操作しています。
macOSX上でURLをコピーし、ターミナルでwebサーバへsshログインして、
wgetでダウンロードします。
$ wget https://openlitespeed.org/packages/openlitespeed-1.7.15.tgz
ダウンロードが完了したら以下コマンドで解凍します。
$ tar xvzf openlitespeed-1.7.15.tgz
解凍してできたopenlitespeedのディレクトリに入り、rootでインストールします。
$ su -
$ cd openlitedspeed
$ ./install.sh
設定ファイルのバックアップなどは自動で行ってくれます。
稼働中の旧バージョンのopenlitespeedを停止せずとも、
上記で勝手にwebサーバの再起動まで実施してくれます、便利ですね。
OpenLiteSpeedはこれであっさり更新完了です。
PHP8.0.16へ更新する
更新手順はややこしいので以下に整理します。
以下の3段階の流れで行います。
1)事前準備として設定ファイルを更新する(sshでターミナルによる操作)
2)管理画面からphpコンパイルのメニューで対象のファイルをダウンロード(WEB)
3)上記でダウンロードしたphpソースコードファイルのコンパイル(sshでターミナルによる操作)
ご理解いただけましたでしょうか。
それでは1)の事前準備となる以下の設定ファイルを修正します。
$sudo vi /usr/local/lsws/admin/html/lib/util/build_php/BuildConfig.php
case self::PHP_VERSION: return
[
'8.0.11',
'8.0.7',
'7.4.20',
'7.3.28',
'7.2.34',
'7.1.33',
'7.0.33',
'5.6.40',
'5.5.38',
'5.4.45',
'5.3.29'];
上記には8.0.16が含まれておりません。
そのため以下のように手動で追記の必要があります。
case self::PHP_VERSION: return
['8.0.16',
'8.0.11',
'8.0.7',
'7.4.20',
'7.3.28',
'7.2.34',
'7.1.33',
'7.0.33',
'5.6.40',
'5.5.38',
'5.4.45',
'5.3.29'];
次はOpenLiteSpeedの管理画面から行います。
管理画面のメニューから以下のPHPのコンパイルに進みます。
ここでphpのダウンロードまで進めます。
上記ブラウザは閉じないでおきます。
sshでリモートログインして、
以下のコマンドでコンパイルを実施します。
$ sudo su -
# cd /usr/local/lsws/phpbuild/
# ./buildphp_manual_run.sh
ブラウザ側の表示も少しするとコンパイルのログを出力するようになると思います。
コンパイルが完了すると自動で再起動され、PHP8.0.16が稼働していると思います。
まとめ
当ブログサーバはArchLinuxサーバで、
WEBサーバアプリとしてOpenLiteSpeedを利用して
プログラミング言語がPHPで動作するCMSであるWordPressを使用してブログを稼働させています。
今回はその動作環境であるWEBサーバアプリのOpenLiteSpeedとWordPressを動かすのに必要なPHPのソフトウェアのバージョンを更新する際の実施手順について紹介しました。
何かの参考になれば幸いです。