OpenLiteSpeed1.7.6でPHP8.0.0の環境構築手順について
ついにPHP8.0.0が正式リリースされましたね。
筆者の本業がWEB系のエンジニアである以上、これを試さないわけにはいきません。
そんなわけで早速、筆者のプライベート環境のUbuntu 20.04 Serverサーバで稼働するOpenLiteSpeedで動かしてみました。(※筆者は高速なWebサーバであるOpenLiteSpeedを愛用しています。)
PHP8.0.0をダウンロード可能にする
通常、Apacheであれば、OS上のコマンドでパッケージインストールか、ソースコンパイルでインストールとなりますが、OpenLiteSpeedの場合は管理画面からPHPの各種バージョンをインストール可能です。
そこで、まずはOpenLiteSpeedの管理画面上でPHP8.0.0を選択可能にする必要があります。
UbuntuServer上にsshでリモートログインし、以下のコマンドで設定ファイルを開きます。
$sudo vi /usr/local/lsws/admin/html/lib/util/build_php/BuildConfig.php
上記ファイルをviで開き以下のように一番上に「’8.0.0′,」の行を追加して保存します。
(※viで入力可能にするには「i」キーで入力モードにして、行を追加。
保存して終了は「escキー」を押下、「:wq」です)
case self::PHP_VERSION: return
array(
'8.0.0',
'7.4.13',
'7.4.12',
'7.3.24',
'7.2.34',
'7.1.33',
'7.0.33',
'5.6.40',
'5.5.38',
'5.4.45',
'5.3.29');
SSHを終了し、OpenLiteSpeedの管理画面に戻ると以下のように「8.0.0」が表示されました。
コンパイル時のパラメータはPHP7の際と同一にしてみました。
'--with-mysqli' '--with-zlib' '--enable-gd' '--enable-shmop' '--enable-sockets' '--enable-sysvsem' '--enable-sysvshm' '--enable-mbstring' '--with-iconv' '--with-mcrypt' '--with-pdo-mysql' '--enable-ftp' '--enable-zip' '--with-curl' '--enable-soap' '--enable-xml' '--enable-json' '--with-openssl' '--enable-bcmath' '--enable-exif' '--enable-gd-native-ttf' '--with-jpeg-dir=/usr/lib/x86_64-linux-gnu/libjpeg.so' '--with-png-dir=/usr/lib/x86_64-linux-gnu/libpng.so' '--with-freetype-dir' '--with-xmlrpc' '--with-gettext' '--with-bz2' '--enable-litespeed' '--enable-opcache'
コンパイルは正常に完了しました。PHP7の時点で正常にコンパイルが完了する環境であれば問題ないようです。
サーバ設定画面でPHP8を外部アプリとして追加しておきます。
次にバーチャルホスト側で上記で追加したphp8が表示されるのでこれを選択します。
無事にPHP8が稼働しました。
次はPHP8でWordpressを稼働させてみたいと思います。