今回はLinuxのネタとなります。
タイトルの件、Windows版ゲームを筆者のイチオシなディストリビューションである
GarudaLinuxで動かしてみましょう。

Windowsゲーム関連のLinuxライブラリのprotonを使います。

LinuxでWindowsアプリを動かすエミュレータとしてはWineが有名ですが、
今回はWindowsのゲームはDirectXというゲームエンジンのライブラリがあり、
このDirectXと互換性対応したライブラリであるProtonを組み込みます。

これがWindowsゲームをプレイ可能にするライブラリで、
Linux版のSteamから利用可能になるのです。

というわけで、まずは「proton」をインストールしましょう。

GarudaLinuxでは以下のコマンドでSteamとProtonを同時インストールします。

$ sudo pacman -S steam proton

Steamとprotonのインストールが終わったら、Steamを起動しましょう。


Linux版のSteamを起動!!

LinuxでプレイしたいWindows版ゲームを選択します。
自分のライブラリに追加してみましょう。

筆者は今回はWorldOfTanksを選択してみました。
ライブラリに移動してゲームを選択すると、
最初は以下の画像のようにインストールが押せない状態です。

Windows版ですのでプラットフォームが違うので当然ですね。

それでは、以下のように歯車マークをクリック、設定ウインドウが表示されたら、COMPATIBILITYを選択。
「Force the use of a specific Steam Play compatibility tool」にチェックを入れます。


protonを使うを選択します

するとずらっと先ほどインストールしたprotonが一覧に表示されます。

とりあえず、どれかを選択しておけば、インストールができるようになります。

筆者は今回はProtonGEを選択してみました。
もし動作させてみてから何か挙動がおかしければ後からProtonのバージョンを変更してみましょう。


インストールボタンが押せるようになっていた!

はい、Protonを設定して元の画面に戻ると
先ほどまで押せなかった、インストールボタンが押せるようになっていました。

では、インストールボタンを押して、NEXTとしてみます。


インストールを開始!

何と無事にインストールが開始されました。


このダウンロードに結構時間がかかるので、本日はここまでとします。

実際にWindows版ゲームがプレイできたのかどうかについては後編に続きます。

それでは!何かの参考になれば幸いです!