Lenovo ThinkPad X260 でHackintosh (macOSX11.6 BigSur)成功!
今回はHackintoshネタとなります。
もう時代はM1Macで今更感はありますが、ThinkPadX260を入手しました。
ThinkPad X260は2016年1月に発表された5年落ちのモデル。
当時は新品で購入したら20万のシロモノです。
CPU | Core i7-6500u |
メモリバス | 2133Mhz |
メモリ仕様 | PC4-17000 DDR4 SDRAM SODIMM |
メモリスロット数 | 1(最大16GB) |
ビデオ・チップ | CPU内蔵(インテル® HD グラフィックス 520) |
Wifi | インテル® Dual Band Wireless-AC 8260 ac/a/b/g/n |
WWAN | なし |
Bluetooth | Bluetooth v4.1 |
状態としてはOSなし+SSDなし、メモリは8GB、キーボードはテカテカ、液晶パネルは1366×768。
ただし、CPUはCore i7-6500u というCPUだけが取り柄のスペック。
これでなんとお値段は2万円。
手持ちのパーツを流用すればそこそこ使える仕様になるね、ということでポチッと。
昨日届きまして早速パーツは8GBメモリが搭載されていましたが、
手持ちの流用でこれを16GBへと換装しました。
ちなみに、X260のメモリは仕様上の規格はDDR4-17000(2133)です。
しかし、手持ちにあるのは上位クロック版のメモリ。
確か上位クロック版は下位互換があったはず、ということで、
今回筆者の手持ちのDDR4-19200(DDR-2400)を使用したら無事認識しました。
別途2133版を買う必要もなく済みました、それに今では2133のが高いですね。
以下、Amazonリンク貼っておきます。筆者はPatriotの16GBが使えております。
Patriotはトランセンドの半額ですね。
実はX260とX270は32GBメモリが利用可能という情報がありました、
筆者は試せてないですが、他の方のブログに情報が掲載されていました。
今後、筆者も余裕があれば試してみたいです。
次に、液晶パネル。
これは1366×768は狭いということで1920×1080のFHDへ換装を実施。
これは手持ちのX240、X250のものが流用可でした。
今後買うならIPSのものが欲しいところです。
そしてキーボード。
X240の比較的テカりの少ないキーボードと交換。
X240、X250、X260のキーボードはメインボードまで外してほぼ全バラしないと交換できず。
これもなんとか交換完了。
上記他としてX260はWWANなしのモデルなので、M2スロット自体は存在しますが、
ここにSSDは刺しても何も認識しませんでした。つまりセカンドドライブは不可。
(※X250、X270は認識するようです。)
各パーツ交換後、まずは不具合がないか、
Windows 11insider版をインストールしてデバイスマネージャで確認。
ドライバとBIOSも最新にして、不具合はなさそう。
というわけでまずは定番のGeekbench5で性能をテスト。
以下がその結果。
GeekBench5 Result – Windows11 insider preview(ThinkPad X260 i7-6500u)
まぁ正直、GeekBench5になってからのCPU結果の数値は微増であり、
前モデルとの性能差をこの数値で比較してもあまり実感できず、面白みがないですけども。
それでは、お待たせしました。
早速、Hackitosh化の作業開始していきます。
ThinkPad X260のHackintosh作業
前提条件として、ThinkPad X260のCPUは第6世代(KabyLake)。
このCPUは既に筆者が所有するThinkPad T460sと同世代のCPUです。
なのでまずはT460sのEFIを流用してX260向けに設定を寄せていけばいいかなと思い、
エラー覚悟でT460sのEFIをそのままX260のインストーラUSBのブート領域にEFIをコピー。
別のmacOSXマシンで以下のようにマウントコマンドでUSBメモリのEFI領域をマウントし、コピーします。
$ sudo diskutil mountDisk /dev/disk[No]s1
(※手順は以下を参考にしてください。)
インストールUSBメモリが作成できたら、ThinkPadの起動時にF12キーを連打し、
USBメモリから起動を選択します。
エラーが何かしら出るかと思っていましたが、そのまま起動時のチェックをパス。
あっさりインストーラ画面まで到達してしまいました。
そうなると、もうあとは次へ進むだけですね。
というわけでT460sのEFIがそのまま使えました。
やや拍子抜けですが、苦労することなく、
今回はThinkPad X260へのBigSurのインストールが完了しました。
現状認識を確認しているものは以下
・サウンド
・バッテリー
・Wifi(AirportItlwm)
・輝度調整
・HDMI
以下は未確認
・Bluetooth
以下は動作せず
・MiniDP
HDMIが動作すればMiniDPは使えないでもOKですので、
ThinkPad X260もHackintoshの名機ではないかと思います。
以下、GeekBench結果を貼っておきます。
GeekBench5 Result – macOSX BigSur 11.6 (ThinkPad X260 i7-6500u)
若干ですが、Windows11よりスコアが低い結果となっています。