Opencore0.6.3を使い、BigSur正式版(2B29)でクリーンインストールできました。(2020/11/17追記)

Lenovo Think Pad X230でHackintosh BigSurパブリックベータ2(Build 20A5354i)の起動に成功しました。

今回のThinkPad X230の起動用のEFIにはOpenCore0.6.0を使いました。
注意点としてConfig.plistのBootArgsに「-no_compat_check」を追加してやる必要があります。

BigSurではGPUのIntel HD4000はまだ使えますが、機種IDでの制限が入ったようです。

(※本来はインストール対象から除外されていますが、AppleIntelHD4000.kextを削除し忘れたのではないか?
とのフォーラムでの噂です。筆者はこの機会にkextを確保してgithubにアップしておきました。)

それでは早速定番のGeekBench5の結果は以下です。

注意点として

現時点では新規でのクリーンインストールは行えません。
つまり単体でのインストールが行えません。
他のマシンでBigSurをSSDなどにインストールしておき、
それと内蔵SSDを交換が必要になります。
別途紹介しているVirtualBoxを使う方法なども可能だと思います。

(※クリーンインストールが可能でした。2020/11/17追記)

今回は他のマシンでインストールしたBigSurパブリックベータ2の
インストールイメージのEFIを差し替えるということで起動可能でした。

まとめると現時点でのThinkPadX230でBigSurを起動させるまでの手順は以下。

1)他環境でBigSurベータをUSBの外付けSSDなどにインストールしておく
2)ThinkPadX230環境用のOpenCore0.6.0を用意する
3)OpenCoreのConfig.plistのBootArgsに「-no_compat_check」を追加する
4)他環境でインストールしたBigSurの外付けSSDのEFIに2、3を設定
5)外付けSSDを取り外し、本体のディスクと交換
6)電源投入、BigSur起動

尚、上記他に以下を試しましたが、全てNGでした。
そのため上記のディスク入れ替えでの対応としています。
・ThinkPadX230単体でのインストールUSBからの新規インストール→NG
・ThinkPadX230のCatalina上からアップデートインストール→NG
・ThinkPadX230のCatalina上から外付けSSDを追加してインストール→NG

昨日、開発者向けベータの6(20A5364e)がリリースされていますね。
またこちらも試してみたいと思います。

開発者向けベータの6(20A5364e)も同様の手順で起動できました。まだkextが削除されてなかったようです。

まだまだX230を使っていくならメモリは最大の16GBへ。液晶は新品に、キーボードはバックライトありへ交換しても良いですね!