さてさて、久しぶりなM1 MacBookProネタでございます。
タイトルの通り、前回検証した時にUbuntuでサウンドが出力されなかったのですが、
今回その解決方法がわかりましたので、その手順などをブログに残そうと思います。

まずは準備として、M1MacBookPro上にhomebrewをインストールしておく必要があります。

こちらの記事で紹介しているものです。

はい、ということでまずはHomebrewがインストールされた状態を前提として、以下のように対応します。

MacBookPro側(ホスト)

ターミナルを開き、Homebrewでpulseaudioをインストール、設定していきます。
手順は以下

$ brew install pulseaudio

pulseaudioのインストール後、以下の設定ファイルを編集します。

sudo vi /opt/homebrew/etc/pulse/default.pa

以下の該当箇所を修正します。
コメントアウトした箇所を下段のように修正します。
XXX.XXX.XXX.XXXの箇所はゲストOSであるUbuntuLinuxのIPアドレスになります。
(※Ubuntu側でipconfigコマンドで確認しておきます。)

### Network access (may be configured with paprefs, so leave this commented
### here if you plan to use paprefs)

#load-module module-esound-protocol-tcp
#load-module module-native-protocol-tcp
load-module module-esound-protocol-tcp auth=anonymous=1
load-module module-native-protocol-tcp auth-ip-acl=127.0.0.1;XXX.XXX.XXX.XXX/24

編集完了後、以下のコマンドを実行します。

brew services start pulseaudio

次に行う作業の準備としてipconfigコマンドでParallesのホストのIPアドレスを確認してメモっておきます。
(※10.211.55系のネットワークかと思います。)

UbuntuLinux側(ゲスト)

次にUbuntu側の作業となります。
以下のファイルを編集します。

$ sudo vi /etc/pulse/client.conf

XXX.XXX.XXX.XXXの箇所はMacBookPro側のIPアドレスを設定します。

default-server = XXX.XXX.XXX.XXX

これでLinux側からサウンドが出力可能になりました。