少しブログの投稿に時間が空いてしまいました。
今回は先日魔改造したLenovo ThinkCentre M720q Tinyのネタです。
前回の記事ではCatalinaでのeGPUを接続しての検証でした。
で、今回は元々のSSDの中身のデータ整理やBackupが終わりましたので、
Montereryをクリーンインストールしてみました。


Opencoreは0.7.9を使用

というか、上記の記事以前にBigSurのインストールについて紹介した際のEFIのまま変更することなく、
Montereyもインストールすることができました。

インストール方法については上記を参考にしていただくとして、
今回はMontereyでもRX560をGPUとして取り付けて、
Geekbenc5を回してみましたところ、Catalinaとの比較でかなりの性能向上がみられました。


Geekbench5のスコアが向上!

そして、Catalinaとの比較では約20〜30%程度の性能向上が見られました。
Radeon使うならばMontereyにバージョンアップした方が良い効果が得られそうですね。

OSMetalOpenCL
Catalina(macOS 10.15.7)Intel UHD630(内蔵GPU)45974891
Catalina(macOS 10.15.7)Radeon RX560(外部GPU)1758716552
Monterey(macOS 12.3.1) ※今回Radeon RX560(外部GPU)2473122446

おまけ

この検証の後ですが残念な話もあります。
今回紹介したRX560ではなく、その上位版であるRX580の話です。

こちらは補助電源が必要となるタイプのグラフィックカードです。
追加で電源を補助電源用に準備して、RX580の補助電源に接続して、
Lenovo ThinkCentre M720q Tinyで動作するかどうかを検証してみました。

動作したら、常用しようと考えていたのですが、あっさり玉砕。

結果として、通電するもののOS起動には至りませんでした。 
ファン自体は回転するもののRX580を認識してくれませんでした。
というか、BIOSは表示まで辿りつけませんでした。

ちなみに本体電源は135Wです。

まぁこの電源供給が不足しているのかなと思います。

筆者はLenovoのAC電源を通常タイプから135Wのタイプに変更したのですが、
これでも無理でしたね。

ちなみにRX580は185W、RX560は75Wとなります。


結論

Lenovo ThinkCentre M720q TinyでGPUを使う場合、そもそも電源容量による問題から
容量アップ電源に変更しつつ、消費電力が少ないグラフィックカードを選択するしか手がないようですね。