HackintoshなThinkPad X260でEXP GDCを試す
以前、EXP GDGをThinkPadX230と、E130、X250で検証使用した記事を書いたが、
この時はWindows 10での動作確認でした。
その後は、EXP GDCをThinkPad X250に装着してゲームマシンとして常用していたのですが、
今回はそのEXP GDCをThinkPad X250から取り外して、
現在はHackintosh Montereyとして稼働しているThinkPad X260で検証してみることにしました。
ThinkPadX260にEXP GDCを接続する
接続方式はNGFFとなります。
そのため、Wifiカードアダプタを取り外す必要があります。
![](https://osmaniax.1banzaka.com/wp-content/uploads/2022/03/expgdc_ngff.png)
動作検証の結果から言えば、MontereyなHackintosh環境でもEXP GDCは動作OKでした。
![](https://osmaniax.1banzaka.com/wp-content/uploads/2022/03/thinkpadx260_monterey.png)
AMD Radeon RX560を認識
システムレポートからグラフィックデバイスの確認も可能でした。
Wifiカードを取り外し、その場所にEXP GDCを装着しましたので、
デバイス名はデフォルトでは「Wireless8260」になってしまっていますが、
Config.plistをいじればこの名称自体は変更できそうな気がします。
![](https://osmaniax.1banzaka.com/wp-content/uploads/2022/03/rx560expgdc.png)
GeekBewnch5でもデバイス名を認識しています。
![](https://osmaniax.1banzaka.com/wp-content/uploads/2022/03/rx560expgdc2.png)
ベンチマークもOpenCLとMetalをそれぞれ実施してみました。
![](https://osmaniax.1banzaka.com/wp-content/uploads/2022/03/geekbench_x260_expgdc_opencl-622x1024.png)
![](https://osmaniax.1banzaka.com/wp-content/uploads/2022/03/geekbench_x260_expgdc_metal-724x1024.png)
当然、マルチディスプレイが可能です。
![](https://osmaniax.1banzaka.com/wp-content/uploads/2022/03/monterey_multidisplay.png)
![](https://osmaniax.1banzaka.com/wp-content/uploads/2022/03/thinkpadx260_monterey_multidisplay.png)
RX580も一応認識はしました。
メモリも8GBで認識しています。
![](https://osmaniax.1banzaka.com/wp-content/uploads/2022/03/rx580expgdc.png)
しかし、Geekbenchを実行すると必ずブラックアウトしてしまい、
ベンチマーク以外にも負荷を掛けるとブラックアウトか、動作が非常に遅く、
常用可能なレベルではないためRX580を利用することは断念しました。
普通に自作マシンで使ってあげた方が良いですね。
まとめ
今回はHackintosh環境のThinkPad X260でEXP GDCを動作検証しました。
RX560とRX580の両方で試したところ、AMD RADEON RX560は利用可能で常用可能なレベル。
しかし、RX580は常用が厳しい不安定な状態であること再確認しました。
動作しない件は以前も確認していたのですが、今回は少し期待してしまいましたが、ダメでした。
やはりグラボ側の問題なのでしょうかね。
何かの参考になれば幸いです。