BlenderにMinecraftの世界を取り込んだらもっと楽しすぎた
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さて、今回は3DCGネタです。
以前、MinecraftのオブジェクトをBlender上で追加できるBlenderのアドオンを紹介しました。
Blender単体での操作でしたが、今回はMinecraft側で作成した建造物やワールドの一部をBlender側に
取り込む方法について紹介します。
Minecraftの世界をBlenderにインポートする
前回紹介した際は3DのテキストロゴやMinecraftのキャラクターだけでしたが、
やはり、Minecraftのワールドや地形があった方が良いですよね。
取り込んだ結果は以下の画像のようになります。
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JMC2OBJというツールをダウンロードする
Minecraftの世界を取り込むにはJMC2OBJというツールを使います。
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以下のURLよりダウンロードします。
https://www.jmc2obj.net/
これでMinecraftのデータをobj形式に変換し、Blender側でインポートすることで実現します。
※javaアプリなのでクロスプラットフォームで使えるアプリです。
※筆者はLinux、macOSXで動作確認しました。
JMC2OBJでMinecraftの世界を抜き出す
JMC2OBJアプリを起動し、取り込みたい箇所を選択し、「Export」ボタンを押します。
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上記ウインドウが表示されます。
ここで下段の「Export」を押すと、※.objファイルと、※.mtl(マテリアル)の2ファイルが出力されます。
Blenderでobjファイルをインポートする
Blender側ではファイルメニュー、インポート、Wavefront(.obj)から、対象のobjファイルをインポートします。
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正常にインポートが完了し、データが読み込まれるとこうなります。
※水は以下のように水面だけとするか、全てブロックで埋めつくすかは、
JMC2OBJで抜き出す際のオプションで選択できます。
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取り込んだ後はスケールが大きすぎたりするので、スケール調整や位置調整はお好みで実施してみてください。
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というわけで、以下は最初の画像と同一ですが、このようになりました。
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このようにMinecraftでせっかく作成した建造物や村などを別途で出力して、
動画の世界の素材にするのはMinecraft好きには堪らない面白さだと思います。
何かの参考になれば幸いです。