今回はProxmoxのマイグレート機能を試していきます。
マイグレートとは、Proxmoxのクラスター環境上に構築した仮想マシンを、
別のProxmoxの別のノードに移動することです。

マイグレートを使うと、Proxmox4号機のノードをカーネルパッチ適用したので再起動したいとか、
一旦クラスターから切り離したいという時に、稼働中の仮想マシンを別のノード(Proxmox0号機)などに移動することができます。

というわけで実際にやってみましょう。

移動したい仮想マシンを選択

以下の画像の通り、移動したい仮想マシンを選択し、メニューからマイグレートを選択します。


行き先となるProxmoxのノードを選択

どのノードにするか選択します。
ここではProxmox0のノードにします。


ノード上のディスクを選択する

選択したノードに複数ディスクがアタッチされている場合、ディスクを選択します。
この際、空き容量を見ることができるので余裕のあるディスクを選択できます。


ノードへ仮想マシンの移動が開始されます。

以下のようにノードへのマイグレートが開始されます。
進捗率が把握できるようになっています。
(※以下の画像はスクショを取り損ねたため、別のノードのマイグレート時のものです。)


ノード移動中は仮想マシンは使えるの?

マイグレートでノード移動中の仮想マシンは稼働しっぱなしで使うことができます。
このWEBサーバも移動しながら使うことができました。
sshもセッション張りっぱなしで切断されることはありませんでした。

VMwareのようなVmotionは可能か?
いわゆる例えばサーバダウンの際に自動マイグレートが可能か?という観点では、
まだ試せてはいませんが、HA化してディスクを共用領域に格納しておけば可能だと思います。

Proxmoxはある程度実用的なレベルに来ているかなと思います。


まとめ

今回はProxmox上での仮想マシンのマイグレートの方法について紹介しました。

何かの参考になれば幸いです。