ブートローダのrEFIndを使ってみた
今日はブートローダについて。
ブートローダと言えば
Windowsは「WindowsBootManager」ですかね。
Hackintoshをやってる方なら「OpenCore」と「Clover」が有名ですね。
今回はHackintoshではなく最近インストールしたZorinOSというLinuxのブートローダの話です。
Linuxはブートローダと言えば、昔はLiloというブートローダでしたが今はほとんどが「grub」ですね。
ZorinもUbuntuもelementaryOSもManjaroLinuxもGrubが使われています。
先日のSurfaceのカーネルアップデートの際にも「grub-update」というgrubのコマンドを使って、
参照するカーネルを変更しました。
と言うわけで本題に移ります
今回はそのZorinOSで使っているブートローダを「rEFInd」というブートローダに切り替えました。
※上記URLはArchLinuxの解説ページになります。ぱっと見、設定多そうだなと思うかもしれません。
筆者もこのブートローダは初めて使うので最初はそう思いましたが、実はZorinOSの場合は非常に簡単で、
面倒なコンフィグファイルの編集などの設定は不要であっさりと導入できました。
インストール方法
インストール方法はUbuntuのaptコマンド一発で以下になります。
$ sudo apt install refind
はい、これでインストール完了です。
途中で本当にインストールしてBIOSの順番も切り替えて良いか?と確認画面が出ます。
もちろんOKで進めます。
尚、rfindはどこにインストールされるかと言うと、以下のパスになっています。
/boot/efi/EFI/refind/
再起動するとrefindが立ち上がり、refindからOS起動ができると思います。
rEFIndのテーマを変える
ただね、デフォルトのrEFIndのテーマのデザインはちょっとイマイチ。。。
というわけでテーマを変更しましょう。
テーマはいくつか公開されていますので、リンクを貼っておきます。
また「refind themes」と検索してみても良いでしょうね。
このMatrixのテーマはわかってる人にはいい皮肉です笑
そして気に入ったテーマがあれば、ダウンロードしましょう。
ダウンロードはrootになり、refindのフォルダにthemseフォルダを作成し、
テーマファイルをダウンロード。
その後、refindの設定ファイルを書き換えます。
手順は以下になります。(※例です)
$ sudo su -
# cd /boot/efi/refind
# mkdir themes
# cd themes
# git clone https://github.com/samuelmeuli/refind-theme-dark.git
refindフォルダ内のrefind.confファイルをエディタで開き、includeします。
以下の行を最終行へ追加することでテーマが変更になります。
include themes/refind-theme-dark/theme.conf
まとめ
というわけで、今回はrEFIndというブートローダへの変更方法と、テーマの変更方法についてでした。
尚、ubuntu系のupdateでgrubのアップデートがあった場合、自動でgrubに戻ってしまうことがあるかもしれません。
その際は以下のコマンドで復旧可能です。
$ sudo refind-install
さて、rEFIndへの変更方法は理解しましたが、grubと比べて結局は何が違うのか?
どちらもブートローダで、マルチOS起動が可能です。
rEFIndもWindowsとのデュアルブートも同様に可能で、最初にWindowsをインストールしておき、
後からLinuxをインストール、rEFIndをインストールすれば、自動で設定してくれます。
開発は継続されているようですが、作者が言うにはベータ版であるという点やgrubのように
Ubuntuなどがディストリビューションで公式採用していない点くらいでしょうか。
正直、好みの問題によるとは思いますが、rEFIndはgrubよりもグラフィカルな起動画面
という点を筆者は気に入りました。
特に不具合もないのでこのまま使って、今後はHackintoshでも使ってみようと思います。