実はずっと記事にできてなかったんですが、Pixel 10 Pro Fold買って3ヶ月経過しました。
元々はHackintoshが好きでApple派でiPhoneにApple Watchも使う人だったんですけど。
PixelのAI機能がAppleより優秀だなと思って、並行で利用していました。
Pixel遍歴
実は筆者はPixelはiPhoneSE2を2022年に売っぱらって、Pixel7 Proに乗り換え。
2023年にPixel8 Proに乗り換え、次に2024年にPixel9 Pro XLに乗り換え。
そして2025年はいよいよFoldも試すかということでPixel10 Pro Foldに乗り換えました。
これを見てください、嘘じゃありませんからね(笑)
いわゆるGoogleのストアクレジット沼に完全にハメられております(汗)

というわけで、Pixel歴3年の筆者がPixel 10 Pro Foldを3ヶ月使ってみての正直レビュー、いってみようと思います。
過去のPixelとの比較
まずはこれまで使ってきたPixelと仕様の比較をしてみましょう。
順当にSoCはアップデートしてきていますよね。
Pixel Proシリーズ & 10 Pro Fold スペック比較表
| 項目 | Pixel 7 Pro (2022) | Pixel 8 Pro (2023) | Pixel 9 Pro XL(2024) | Pixel 10 Pro Fold(2025/最新) |
| SoC (頭脳) | Tensor G2 (Samsung 5nm) | Tensor G3 (Samsung 4nm) | Tensor G4 (Samsung 4nm) | Tensor G5 (TSMC 3nm) |
| メモリ (RAM) | 12 GB | 12 GB | 16 GB | 16 GB |
| 画面サイズ | 6.7インチ (エッジ) | 6.7インチ (フラット) | 6.8インチ (フラット) | メイン: 8.0インチ カバー: 6.4インチ |
| 画面輝度 (ピーク) | 1,500 nits | 2,400 nits | 3,000 nits | 3,000 nits |
| ストレージ | 最大 512 GB (256GBを購入) | 最大 1 TB (256GBを購入) | 最大 1 TB (512GBを購入) | 最大 1 TB (512GBを購入) |
| バッテリー | 5,000 mAh | 5,050 mAh | 5,060 mAh | 5,015 mAh |
| 充電規格 | Qi (第1世代) | Qi (第1世代) | Qi (第1世代) | Qi2 (マグネット吸着) |
| 生体認証 | 指紋(画面内) 顔(簡易) | 指紋(画面内) 顔(クラス3) | 指紋(超音波式) 顔(クラス3) | 指紋(側面/電源) 顔(クラス3) |
| 防水防塵 | IP68 (防塵あり) | IP68 (防塵あり) | IP68 (防塵あり) | IP68 (折りたたみ初) |
| AI処理 | クラウド依存多め | 一部オンデバイス | Gemini Nano搭載 | Gemini Nano (高速化) 完全ローカル思考 |
しかーし、カメラの画素数で言うと、なーんと、広角、超広角、望遠は歴代のPixel7 Pro / Pixel8 Pro / Pixel 9 Pro XL以下なんですよ。
歴代Proシリーズ & 10 Pro Fold カメラ画素数比較
| 項目 | Pixel 7 Pro | Pixel 8 Pro | Pixel 9 Pro XL | Pixel 10 Pro Fold |
| 広角 (メイン) | 5,000万画素 | 5,000万画素 | 5,000万画素 | 4,800万画素 |
| 超広角 | 1,200万画素 | 4,800万画素 | 4,800万画素 | 1,050万画素 |
| 望遠 (ズーム) | 4,800万画素 (光学5倍) | 4,800万画素 (光学5倍) | 4,800万画素 (光学5倍) | 1,080万画素 (光学5倍) |
| インカメラ | 1,080万画素 | 1,050万画素 | 4,200万画素 | 1,000万画素 |
| 動画性能 | 4K 60fps | 動画ブースト (クラウド処理必須) | 動画ブースト (処理高速化) | 最大解像度: 4K 60fps(全レンズ対応)、HDR 10bit記録 ナイトサイト動画(夜景動画) シネマティックぼかし 音声消しゴムマジック(オーディオ) |
| 代表的AI機能 | 消しゴムマジック ボケ補正 | ベストテイク 音声消しゴム | 一緒に写る (Add Me) | デュアルスクリーン通訳(対面翻訳) こっち向いて(Made You Look) テーブルトップ・モード(三脚不要の撮影) |
そう、どうしてもカメラ機能を重視したいという方はPixel 10 Pro Foldではなく、Pixel 10 Pro XLをお買い求めください。以下はそのFoldではないPixel 10 Pro XLを含めた比較表です。
カメラ性能を重視の方には非常に魅力的ですが、実は先代モデルとあまり画素数自体は変わってないのも事実で買い替える価値や性能差がAI機能しかないというのが悩ましいところになるかと思います。
Pixel Pro / XL シリーズ カメラ仕様比較表
| 項目 | Pixel 7 Pro | Pixel 8 Pro | Pixel 9 Pro XL | Pixel 10 Pro XL (最新最強) |
| 広角 (メイン) | 5,000万画素 (1/1.31型) | 5,000万画素 (感度向上) | 5,000万画素 (f/1.68) | 5,000万画素 (新型大型センサー採用) |
| 超広角 | 1,200万画素 | 4,800万画素 (マクロ対応) | 4,800万画素 (f/1.7) | 4,800万画素 (歪み補正AI強化) |
| 望遠 (ズーム) | 4,800万画素 (光学5倍) | 4,800万画素 (光学5倍) | 4,800万画素 (光学5倍) | 4,800万画素 (光学5倍 / AIズーム強化) |
| インカメラ | 1,080万画素 | 1,050万画素 | 4,200万画素 | 4,200万画素 (高感度センサー) |
| 動画性能 | 4K 60fps | 動画ブースト (クラウド処理必須) | 動画ブースト (処理高速化) | オンデバイス動画ブースト (4K 120fps / 8K対応) |
| 代表的AI機能 | 消しゴムマジック ボケ補正 | ベストテイク 音声消しゴム | 一緒に写る (Add Me) | 生成AIビデオ編集 リアルタイム夜景動画 |
今回は筆者はカメラの画素数が下がっても良いという判断でPixel 10 Pro Foldに魅力を感じて乗り換えました。
まずはランチャーは何を使うか
デフォルトはPixelランチャーだが、筆者はNovaLauncherを使っている。
NovaLauncherはカスタマイズでアイコンをかなり多く配置できるからというのが使う理由である。
9個並んでいるのが見えると思う。

2画面になると、アイコンの大きさが相対的に大きくなってくれる。

開いて閉じると、また1画面のアイコンに戻る、たまに小さいままの時もあるが、何度か開いて閉じると治ってくれるので気にするレベルではない。
Pixel 10 Pro Foldでゲーム(DQウォーク)
実は筆者はPoco F7 Proサブ機がゲームメインなのでPixel 10 Pro Foldでほぼゲームはしない。
ドラクエウォークだけこちらにインストールしているので、その画面だけ紹介しよう。


Pixel 10 Pro Foldで写真撮影
「最初は画素数を気にしていたが、今はもう意識しなくなった」
というわけで撮影した写真を見て判断してもらいたい。
まずは屋外での撮影だ。
先日福岡に出張で行った際に立ち寄った太宰府にて
見事な紅葉だったが、色合いも綺麗にPixel 10 Pro Foldで撮影できていると思う。

次は天満宮だ

邪魔な中国人観光客は消しゴムマジックで消すのだ。

見事に消えている(笑)
同日午後に立ち寄った福岡ららぽーとの「RX-93ff νガンダム」を撮影。
少し日陰になったが、輪郭もくっきりと撮影できている。

ガンダムにも群がる観光客をまたまた消しゴムマジックで消してみる(笑)

見事に消えたっ(笑)
おまけに後ろ姿も

室内撮影も試そうと言うことで、福岡ららぽーとのガンダムベースに移動する。
「νガンダム」と「サザビー」福岡のガンダムスポットの顔とも言えるこの2体がお出迎えしてくれた。

いや、もうこれだけ綺麗に撮影できるならPixel 10 Pro Foldでも十分じゃないか?と思うレベル。

サザビーカッコ良すぎる。

博多駅から空港に向けて望遠だとこんな具合だ。
夕方で光量も不足しているということもあるが、拡大すると厳しい印象だ。
望遠はあまり期待しない方がいいだろう。

近接マクロ撮影



福岡空港での夜景撮影


とまぁ、写真撮影はこれくらいにしておく。
スペック上の画素数が少ないからとは言え、筆者のような個人ブログや、記録用途、
それとヤフオク出品レベルであるならば、まぁこのくらいでも十分ではないかなと思うレベルだと感じる。
この写真がPixel 10 Pro Foldでの写真画質が気になっている人の参考になれば幸いである。
Pixel 10 Pro Foldで動画編集
動画撮影も実施したが、今回はPixel 10 Pro Foldで撮影した動画を各種動画編集アプリを使うとこんな見え方になるということを紹介する。
広い2画面で見るとこんな具合で横に画面が広がって見えるので編集操作がしやすい印象だ。
「ぶっちゃけ毎日は使わないが、外出先の軽編集では唯一無二」のツールである。
CapCutの場合

LightCutの場合

LumaFsionの場合

Pixel 10 Pro FoldでDTM
FLStudio MobileでAkai MPK mini mk3が認識した。
Pixel 10 Pro Foldでも画面が広いので縦画面スマホよりはDTMは操作しやすいであろう。
「本気作業はPC、だが“思いついた時に触れる”のはFold」という使い分けができる。


Teenage EngineringのPixel専用のミックスアプリであるPO Pixel。
これが使いたくてPixelにしている人もいるだろうか。

まさかの2画面では上のメニューが被って操作できず。
これは1画面で作業するしかないです。

コアラサンプラーは2画面でもバッチリ使えた。

まとめ(その1)
筆者も実際に購入前は画素数が低くなるので非常に悩んでいた。
しかし、写真を見てもらえたらわかると思うが、個人用途であれば、気にするレベルではないと感じている。
望遠はイマイチ感はあるが、広角、近接マクロは十分に目的は達せられると思う。
今回は、ランチャー、ゲーム、写真撮影、動画編集、DTMなどの使用シーンをご紹介したが、
まだまだ紹介し足りないと思うので、このネタはもう少し続けていこうと思っている。
Pixel 10 Pro Foldは、単体で見れば“尖ったスマホ”で万人受けではない。
金額も張るし、使う人を選ぶガジェットだ。
ただ、このFold。
「ある使い方」「ある組み合わせ」を前提にすると、作業環境そのものを変えてきます。
次回は、なぜ私がこのFoldを“主力端末”として机の外に持ち出すようになったのか。
その話をします。
この記事がPixel 10 Pro Foldに興味がある人の参考になれば幸いである。



