ホーム / z - Etc... / Pixel 10 Pro Foldを3ヶ月使って辿り着いた周辺機器の最適解

Pixel 10 Pro Foldを3ヶ月使って辿り着いた周辺機器の最適解

Pixel 10 Pro Foldは、本体だけを見ると「完成されたデバイス」に見える。
だが実際に使い込んでみると、周辺機器を正しく選ぶと、驚くほど“手放せない相棒”に化ける。

私はこの3ヶ月、
試行錯誤しながら構成を固めてきた。

この記事では、
Pixel 10 Pro Foldを「相棒」として使うために、
現時点で使用している周辺機器構成を紹介する。
周辺機器を検討している方の参考にしてもらいたい。


ケース:POETIC Revolution を選んだ

ケースに関してはまだこの先も良いものが出てくるとは思う。

Screenshot

最初のケースとしての選定ポイントでは以下を重視した。

  • ヒンジがカバーできること
  • スタンドになること
  • マグネットが使えること

まずはPOETIC Revolutionを購入してみた。
しかしFold端末のケースは高い、表と裏も保護しないといけないからではあるが、
たいていは通常のケースの2倍近い価格設定になっているので、
簡単に買い換えるというわけにはいかないだろうから最初の選択も重要になると思う。

ヒンジは完璧に保護できる。

写真の通り、実際にこんな具合で完璧に保護できている。たまに埃を拭く程度で十分だ。

POETIC Revolutionは、
正直に言えば「スマート」ではない。
ゴツい。だが、その分絶対的な安心感がある。
一度だけ落としてしまったが、ケースに少し傷がついただけで済んでいる。

スタンドはこんな具合で使える

まずはノーマル状態だ。

こちらはスタンドを起こしたところ。
ちなみにMagsafeはスタンド面、内部面にも両方ある。

スタンドを使うとこんな具合だ。

ちなみに背面から見るとこんな感じだ


内蔵スクリーンプロテクターは剥がした

POETIC Revolutionには
前面スクリーンプロテクターが一体化している。

筆者はこれを最初はそのまま使っていた。
タッチの精度は特に気になるレベルではなかった。

だが──
2ヶ月ほどで細かな傷が目立つようになった

実用上は問題ないが、

  • 視認性が少し落ちる
  • 指滑りが悪くなる

という点が気になり、
最終的に前面プロテクターは無理やり剥がして、前面のみガラスフィルムに貼り替えた。

結果として、

  • 表示のクリアさ

は大きく改善した。

ケースはPOETIC、画面保護は別途ガラス
使っているうちに若干埃がかすかに隙間に混入してくる。
これを不定期に剥がして掃除したりする手間や、
圧着しているわけではないので気泡も微妙に気になる。
いずれ埃と擦れてスクリーン本体側の傷ができる可能性もあったので精神的にも、
このガラスフィルムの張り替えは正解だったと思うし、
この組み合わせが、今のところ最適解だと感じている。

ちなみにFoldを開いた後の画面にはまだフィルムは貼っていない。
通常は閉じたままポケットやカバンに入れて移動するので、
擦れることもないと思い、筆者としては特に必要性は感じていない。


ストレージ拡張:Hagibis 外部SSDケース

Pixel Foldを使っていて早い段階で感じたのが、

「撮影した写真や動画などをローカルストレージを外に逃がしたい」

という感覚だ。

そこで選んだのが Hagibisの外部SSDケースである。
Amazonの商品紹介を見るとiPhone用かなとも思ってしまうが、
ところがどっこい、Pixel10 Pro Foldでもジャストフィットで使える。

Screenshot

SSDの外観はこんな具合に円形のSSDとなっており、内部にはM2.2230のSSDが格納できる。

表面に記載されている「HOST」という箇所に付属のUSBTypeCケーブルを差し込み、Pixel本体と接続する。
「USB」の箇所には他のUSB機器やUSBHUBの接続が可能だ。
「POWER SUPPLY」はその名の通りだ。

実際に接続するとこんなイメージである。

筆者はPixel本体は512GBモデルである、HagibisのSSDケースには1TBのSSD を装着している。

何を入れているか

  • 写真・動画素材
  • 動画編集用の一時ファイル
  • PCとやり取りするデータ
  • その他動作検証用としてエミュレータのROMなど

Pixel Foldは「撮る→確認→軽く編集」までは本体で完結する。
だが、溜め込む用途は外部に逃がした方がストレスがない。

USB-C接続で即認識されるため、

  • ケーブルを挿す
  • ストレージとして使う

この動線が非常にシンプルだ。

各種ファイルのやり取りはCXファイルエクスプローラで完結する。
Android標準のFilesは使い勝手が悪いので筆者はこのCXファイルエクスプローラを愛用している。


SSD装着時の発熱対策:Hagibis スマホ冷却ファン

Pixel Foldは高性能だが、SSDで長時間データ移動するならSSDの発熱も気になる。

  • 高負荷な処理
  • 長時間の動画撮影
  • 真夏の屋外利用

こういう条件下では、どうしても発熱する。
この対策としてHagibisのSSD向けヒートシンクも別売りで販売されている。

Screenshot

だが、筆者が使っているのが
Hagibisのスマホ冷却ファンである。

元はと言えば、別のスマホで夏場のゲーム用で使っているものだが、Pixelでも使えるので併用している。

SSDと同じ径であり、以下のUSB-C2Cアダプタが絶妙にフィットする。


地味だが最高:Hagibis USB-C to C アダプタ

ここで意外なキーマンが出てくる。

HagibisのUSB-C to Cアダプタだ。

これが、

  • SSDケース
  • 冷却ファン

両方に シンデレラフィット した。

何が良いか

  • ケーブルを減らせる
  • 取り回しが良い
  • 物理的な負荷が少ない

Foldに限らずだと思うが、ことモバイル端末においては、
ケーブルの取り回しがストレスになるかどうかが体験を左右する。

このアダプタのおかげで、「スパゲッティ状態」にならずに済んでいる。


マグネットスタンド:地味だが使用頻度が高い

最後は マグネットスタンド

派手さはないが、
使用頻度はかなり高い。

  • デスクで立てる
  • 動画を見る
  • ちょっとした作業をする

Foldを「半タブレット」として使う場面では、
立てられるかどうかが体験を分ける。

マグネットなのでSSDのに重ねても装着できる。

マグネットは強力で非常に安定している。
下が鉄板などだったら最強である。

デスク周りが散らかっているが、正面からはこんな具合。

キーボードも繋げてしまえば、簡易デスクトップができる。


まとめ:Pixel Foldは“周辺機器次第で化ける端末”

Pixel 10 Pro Foldは、それだけでも完成度は非常に高い。

だが、これまで紹介した周辺機器を組み合わせることで更に

  • ケース
  • 画面保護
  • ストレージ
  • 冷却
  • 接続
  • スタンド

これらを自分の使い方に合わせて最適化することで、
きっと「相棒感」が一気に強くなり手放せなくなるのではないだろうか。

もちろん、これ以外の周辺機器の組み合わせも多くあると思うし、
自分にあった周辺機器をそれぞれが選んでPixel 10 Pro Foldライフを楽しめればいいと思う。

もし、この他にもおススメがあればコメントなどで教えてもらえると嬉しい。 

ちなみに筆者は次はベストな折りたたみキーボードは何か?を模索しているところである。