elementaryOSで新作DAWアプリが公開されたので試してみる。
さて、今回はLinuxのDTMネタとなります。
elementaryOSでDAWアプリが公開されていましたので紹介します。
(※まだアルファ版です)
たまたま筆者の子供が使用しているLinuxマシンがまだelementaryOSの5.1.7でバージョンアップしてなかったので、
これをelementaryOS6にアップグレードしました。
尚、アップグレードはそのまま行えませんでたいしたデータもないので新規にインストールしました。
※「apt dist-upgrade」ではアップグレードインストールが行えず、「do-release-update」もできなかったです。
elementaryOSを起動してappcenterにこんなアプリが現れたわけで、つい試したくなりインストールしました。
その名はEnsemblesという
ensemble=「演奏、合奏」の意ですかね。
そのままずばりなシンプルなネーミングなわけですが、アプリの見た目はelementaryOSにマッチ。
野暮ったくない見た目なので使ってみようかなと思う人は増えるかもしれませんね。
そんなエレガントな雰囲気ですが、鍵盤に加えてパッドも12個用意されていて、
各種調整用のノブやスライダーが見えます。
elementaryOSのappcenterから入手
まだベータではなく、アルファリリース版なのでバグも当然あるようですが、
このアプリが気になった方はインストールしてみてはいかがでしょうか。
ensemblesのインストール方法は2通り
ensemblesのインストール方法ですが、elementaryOSのappcenterからインストールする方法と
ソースからコンパイルしてインストールするかという2通りの方法になります。
ソースはguthubで公開されてますので、appcenterからインストールが非常に簡単だと思います。
ちなみに筆者はappcenterからインストールしました。
ソースからインストールする方法は以下になります。
(※筆者は試してませんので参考まで)
ソースを入手する
git clone https://github.com/SubhadeepJasu/ensembles.git
cd ensembles
コンパイル方法は2通りあるようで、Flatpakかmesonです。
flatpak
flatpak-builder build com.github.subhadeepjasu.ensembles.yml --user --install --force-clean
flatpak run com.github.subhadeepjasu.ensembles
meson
meson _build --prefix=/usr
cd _build
sudo ninja install
com.github.subhadeepjasu.ensembles
注)尚、上記はelementaryOS用の手順です。GarudaLinuxではインストールできません。
io.elementary.Platform>=6
(flatpak)io.elementary.Sdk>=6
(flatpak)elementary-sdk
インストールしして数時間だけ使用してみました。
鍵盤のサウンドの音声の切り替えが反映されない時がありました。
パッドに音声割り当てて使うのは普通にできてますね。
若干切り替え時のラグ?がありますが、マシンスペックによるものかもしれません。
試しに筆者の所有のMIDIキーボード(AKAI MPK-mini)を接続してみましたが、認識せず。
鍵盤はキーボードで入力するか、マウス入力かになってしまいますね。
デバイス周りが接続可能に整ってくるのを期待して待ちましょうかね。
設定からMIDI入力は準備中のようです。
AKAI MPK miniは認識せず。
パッドの割り当ては自由に行えます。
サンプルのWAVEは普通に割り当て再生できました。
というわけで、今回はelementaryOSで新たにリリースされたDAWアプリ「ensembles」のご紹介でした。
何かの役に立てば幸いです。