Lenovo ThinkPad X270に非対応のWindows11をインストールした結果
さてさて今回は前回の続きである。
Microsoftの公式ではあるが、何かあってもサポート対象外という非対応PCである、
Lenovo ThinkPad X270にWindows11をインストールしてみたのだが、
Windows10とWindows11と比較したベンチマーク結果と、
筆者の所感をご紹介したい。
以下が、GeekBenchの結果の比較である。
Windows10の方がGeekbench結果は良い
結果を見れば誤差の範囲ではある。
ただし、何度測定してもWindows11がWindows10の結果を上回ることはなかった。
また何度か取得している際の結果では、最大1割程度性能がダウンしている結果もあった。
最初はアップデートが走っていたので全部アップデートを終えたにも関わらずである。
そのため、この結果はこのあたりが限界値であろうという数値であり、
使用状況によってはWindows10よりも性能は遅いと感じるシーンは多いかもしれないと考える。
GeekBenchの結果の比較
CPU(Single) | CPU(Multi) | Metal | Vulkan | |
Windows10 | 910 | 1888 | 5068 | 4834 |
Windows11 | 905 | 1884 | 5015 | 4824 |
以下が詳細な結果である。
各GeekBenchの結果
Windows11を非対応PCにインストールしてみた結論
Windows11にするメリットがあるのであれば良いが、
これまで通りの使い方であればアップグレードするメリットが見出せないと思う。
ギリギリまでそのままWindows10のまま使うのも良いだろう。
非対応PCについてはLinuxやHackintoshに乗り換える準備をするのも手である。