さて、bootargsに「-no_comat_check」追加でBigSurが起動できたThinkPad X230ですが、Catalinaと同様にOSやアプリの動作自体は問題はありませんが、一部支障がある点として、AppleIDでのサインインが行えないという残念な結果になりました。

つまりAppStore、MusicStore、AppleTV+などが使えないということになります。

SMBIOSをサポート対象のMacBookPro11,1に変更しても「不明」と表示され不可でした。
まぁ他でダウンロードしたアプリは動作しますが、この状態ですと、
単体ではアップグレードも行えないかもしれません。

技術的にはBigSurのインストールは可能ですが、Appleの様々な縛りがあることを考えるとThinkPadX230は残念ながらCatalinaまでで止めておいた方が良いかもしれません。。。

しかし、事態は好転!

と思っていたのですが、継続調査したところ、AppStoreなどの接続にはネットワークインターフェース名が(en0)でないと接続が行えないことがわかりました。以下コマンドでネットワークインターフェース名は確認可能です。

$ ifconfig | grep en

筆者の環境では「en7:」になっていました。
これを「en0」にするには以下の2ファイルを削除して再起動することで対応可能です。

$ sudo rm /Library/Preferences/SystemConfiguration/NetworkInterfaces.plist
$ sudo rm /Library/Preferences/SystemConfiguration/preferences.plist

上記対応の結果、Hackintosh BigSur ThinkPad X230でも
無事にAppStoreに接続することができました。
これでまだまだX230も現役でイケそうですね!

まだまだ使っていくなら液晶を新しく交換、メモリも16GBへ増設するのも良いですね!