macOS Big Surが発表されましたね。
リリーススケジュールは以下になっています。

2020年6月23日 開発者向けベータ1(20A44299v)
2020年7月7日 開発者向けベータ2(20A4300b)
2020年7月22日 開発者向けベータ3(20A5323l)
2020年8月4日 開発者向けベータ4(20A5343i)
2020年8月5日 パブリックベータ(20A5343i)
2020年8月19日 開発者向けベータ5(20A5354i)
2020年8月20日 パブリックベータ2(20A5354i)
2020年9月4日 開発者向けベータ6(20A5364e)
2020年9月9日 パブリックベータ3(20A5364e)
2020年9月17日 開発者向けベータ7(20A5374g)
2020年9月23日 開発者向けベータ8(20A5374i)
2020年9月29日 開発者向けベータ9(20A5384c)
2020年11月6日 RC1(20B5022a)
2020年11月10日 RC2(20B28)
2020年11月13日 Final(20B29)
2020年11月20日 Final(20B50)

Hackintoshユーザとしては、Appleが今回IntelCPUからArmへの移行を発表したことが大変気になります。
もうHackintoshで楽しめないのではないか?などと不安になり夜も眠れません。
しかし、今はまだBigSurはIntelCPUで動作しますので、Arm化を気にせずHackintoshを楽しませてもらうことにしましょう。


Big Surのサポート対象ハードウェアについて

Appleからはサポート対象機種については以下のように発表しています。

MacBookMacBook8,1
MacBook9,1
MacBook10,1
MacBookAirMacBookAir6,1、6,2
MacBookAir7,1、7,2
MacBookAir8,1、8,2
MacBookAir9,1
MacBookProMacBookPro11,1、11,2、11,3、11,4、11,5
MacBookPro12,1
MacBookPro13,1、13,2、13,3
MacBookPro14,1、14,2、14,3
MacBookPro15,1、15,2、15,3、15,4
MacBookPro16,1、16,2、16,3

CPUのコードネーム的にはIvy Bridgeが切り捨て対象になり、Haswell以降が利用可能なようです。
となるとThinkPadでHaswelであるIntel HD Graphics 4400以降の機種であれば動くということになります。

BigSurが利用可能なThinkPadについて

IntelのCPUのHaswell世代以降になりますので、X240がギリギリ動くのではないかと考えますが、X230、E130でも動作しました。
現時点では筆者の手持ちの環境での動作実績。
以下の機種でBigSurの起動に成功しております。
基本全てOpenCore0.6.0で起動を確認しております。

E130USBインストーラでのクリーンインストールOK
※IvyBridgeなので動作対象外ですが、bootargsに「-no_compat_check」追加でUSB起動OKです。
X230USBインストーラでのクリーンインストールOK
※IvyBridgeなので動作対象外ですが、bootargsに「-no_compat_check」追加でUSB起動OKです。
X240USBインストーラでのクリーンインストールOK
※Haswell
X250USBインストーラでのクリーンインストールOK
※Broadwell
X1Carbon4th(2016)USBインストーラでのクリーンインストールOK
※Skylake
T460sUSBインストーラでのクリーンインストールOK
※Skylake
13(2Gen) USBインストーラでのクリーンインストールOK
※Kabylake

Ivy BridgeであるX230でBigSurの起動に成功しました。
内蔵サウンド使えます。

X1Carbon2016(4th)でクリーンインストールに成功しました。
内蔵サウンド、内蔵Wifi使えます。

ThinkPad T460sへ無理矢理インストールが成功しました。
内蔵サウンド、内蔵Wifi使えます。

BigSurのベータのダウンロード方法について

BigSurのベータのダウンロード方法が以下URLにて紹介されていました。気になっている方はお試しください。

https://howtodoninja.com/how-to/apple/macos/download-install-macos-10-16-big-sur-developer-beta/


ベータ版のダウンロードについて

上記URLのリンクからmacOSDeveloperbeta16AccessUtility.dmgをダウンロードし、macOSDeveloperbetaAccessUtility.pkgをインストールします。

サポート対象機種であればソフトウェアアップデートでダウンロード可能になります。

ダウンロード完了するとmacOSインストーラが起動しますが、終了し
USBメモリを作成します。

↓macOSX版のVirtualBoxで成功しています。

筆者にとってHackintoshは壊れても良いサブマシンとしてHackintoshを利用です。実際にはMacBookProも所有しています。しかし、MacBookProを頻繁に移動や持ち歩くことで落としたり、傷をつけてしまったりとリスク軽減など考慮しております、まぁ根が貧乏人なので。。。
(※ThinkPadを検証用に多数買ってしまいましたのでその実験も。)

今のMacBookPro(Intel)はAppleからサポートされる限り使い続け、また同時にHackintoshで遊びつつ、その後、Hackintoshができなくる頃に、安定版としてリリースしてくるであろう2世代、3世代目のARM版MacBookProを狙おうかなと思います。

そしてギリギリまではHackintoshで遊びたいと思います。