今回は久しぶりにHackintoshネタでいきます。

macOSXのイメージの取得方法について、以前の記事でgibMacOSを使うことは記述しましたが、
具体的な取得方法についてまで触れてなかったと思います。
またgibMacOSは当時はBigSurには対応してなかったですが、最近BigSurも取得可能に対応しました。

と言うわけで、今回はそのgibMacOSによるmacOSXのOSイメージ取得方法を紹介していきます。

ちなみにgibMacOSはpythonで記述されたツールですので、Pythonが必要になりますが、
ツール内のスクリプトでPythonも自動取得されます。

まずは、gibMacOSをダウンロードします。

macosxの場合

ターミナルを起動して以下コマンドを入力します。

$ git clone https://github.com/corpnewt/gibMacOS.git

clone後、cd gibMacOSとした際の、ファイルが以下のように格納されています。



macOSXの場合、以下コマンドでメニュー画面に入れます。

$ ./gibMacOS.command



BigSur 11.5.2のOSイメージをダウンロードする。

BigSur11.5.2のOSイメージを取得するには、数字の1を押して、
Enterキーを押すことで開始されます。



ダウンロードしたファイルはどこか?

gibMacOSフォルダ内に「macOS Downloads」というフォルダが作成されます。

その中に以下のような階層構成で格納されます。


ダウンロードしたファイルをmacOSX用のインストールパッケージに変換

以下のコマンド実施によりダウンロードしたファイルをmacOSX用のインストールパッケージに変換できます。

$ ./BuildmacOSInstallApp.command

Windowsの場合

gibmacosをダウンロードすると、Windows向けのツールも同梱れています。
ファイルとしてはgibMacOS.batと、MakeInstall.batが対象です。

WIndowsPC上でもgibMacOS.batを実行することでmacOSXと同様にOSのイメージ取得は可能でした。

このうち、MakeInstall.batについては、Windows上でインストールUSBを作成するツールです。

WindowsPC環境での作成は初ですが、試しににUSBメモリを差し込み、
MakeInstall.batを実行でGPTのフォーマット、ブートローダの格納を実施してみました。

ツールの指示通り進めて、途中でOpencoreを選択したものの、
筆者環境ではOpenCoreは導入できず、自動的にCloverの5122がインストールされました。

ツールの挙動が正しくない点もあり、Windows環境におけるOSイメージの書き込み方法については、
何が正解か、正直まだ理解できてないです。

USBメモリへの書き込みについては、本ツールで一連作業では行えず、別途「dd」コマンドを使って書き込むようです。つまりはイメージ作成のみ。

また調査・検証したら紹介したいと思いますが、Windows環境でインストールUSBを作成するのは、
macOSXフォーマットのUSBメモリの作成作業はmacOSXよりもハードルが高そうです。

当然やりがいもありますが笑。


まとめ

というわけで、今回はgibMacOSでBigSurが取得できた件の紹介でした。
今日のところはこれくらいにします。
それではHappyHackintoshLifeを!!