少し前のMacRumorsの記事によれば、次期Catalinaのマイナーアップデートである10.15.4のベータ版の記述にRyzenのCPUのコードネームを示す記述が見つかったようです。

AppleはゲーミングPCも視野に入れているようですから、ゲーミングPCでは?との推測もあるようですが、真実か如何に。

個人的には対応するゲームやプレーヤ数を考慮するとAppleプラットフォームで今更ゲーミングPCってかなり遅くね?と疑問???ありまくりなのですが。

Apple自身がイベントを主催したり、裾野を広げないとプレーヤーはなかなかついてこないでしょうね。

まぁいずれ詳細はわかっていくことだと思います、高すぎるハードではそもそも差別化厳しいと思いますし、BootcampでWindowsのゲームも動くようにするんでしょうかね。

Ryzentosh

Ryzenの話に戻りますが、既にHackintosh界隈ではAMDのRyzenを使ったHackintoshは可能になっていてRyzentoshと呼んでいますね。

筆者もそろそろ自作で次期Hackontoshマシンを製作したいと考えておりますのでRyzentoshについて少し調査してみましたので本ブログに記録を残します。

こちらのサイトによれば対応するCPUは以下のようです。
尚、内蔵グラフィックは未対応のため、別途グラフィックカードを用意するのが前提のようです。

完全対応しているCPU

<Zen>
・Ryzen 3 1200 から Ryzen 7 1800Xまで
 ( Threadripper 1900X, 1920X, 1950X)

<Zen+>
・ Ryzen 3 2300Xから Ryzen 7 2700Xまで
  (Threadripper 2920X, 2950x, 2970WX, 2990WX)

<Zen2>
・Ryzen 5 3500からRyzen 9 3950Xまで

一部対応しているCPU

以下はオーディオの問題があり、推奨はしないCPUとなります。

<Zen (Raven Ridge)>
・Athlon 200 GE からAthlon 240 GE
・Athlon 3000G
・ Ryzen 3 2200GEからRyzen 5 Pro 2400G
<Zen+ (Picasso)>
・ Athlon Pro 300GE
・Ryzen 3 3200GからRyzen 5 Pro 3400G

サポート外

<TX40 3000-series Threadripper CPUs>
Threadripper 3960X
Threadripper 3970X
Threadripper 3990X

ノートPCについてもチップセットの問題で同様のようですから、Ryzentoshをする場合、基本敵にはデスクトップPCが前提となりますね。

Ryzentoshを動かすにはカーネルパッチを当てる必要あり

かなり以前、SnowLepardの頃になりますが、AtomCPUを使用するEeePCでHackintoshした際もカーネルの入れ替えが必要になり、またアップデートの都度、カーネルも差し替えていたことを思い出すますが、ブートローダ側にパッチを差し込むようなので、カーネル本体の入れ替えは不要のようです。

HackintoshのブートローダにはCloverとOpenCoreがあり、
RyzentoshはCloverでもOpenCoreでも起動できるようです。
OpenCoreの手順がこちらにありましたので紹介しておきます。

Ryzen 7-3700X vs Core i7-9700K

以下はGeekbanchの履歴から拾ってきたベンチマークの比較です。
同程度の性能で若干Ryzenが安価という感じですね。
Ryzen3950XになるとRyzenのマルチコア性能に軍配があがりますね。
動画編集を頻繁に行う方はRyzen 7 3950Xの16コアの恩恵に預かれるのかもしれませんが、最終的にはコスト判断でしょうね。
筆者としてはRyzenに手を出したい気持ちもあるのですが、もう少しリサーチしてからどちらにするか決めていきたいと思います。

<Intel Core i7-9700K>
Single:1215
Multi: 8057
<AMD Ryzen 7-3700X>
Single:1237
Multi:7932
<AMD Ryzen 7-3950X>
Single:1053
Multi:12864

しかし、Ryzen 7-3950Xはコストパフォーマンス考えると難しい判断です。