さて、今回は久しぶりのLinuxネタです。

ちょっと昔話になってしまいますが。。。

少し昔話となりますが、これまでの筆者のLinux遍歴としては、
一通りのRPM系パッケージ管理システムのLinuxである、
Kondara、Momonga、Vine、TurboLinuxを主にプライベートで触り、
業務面ではRedhat、CentOS、Fedora、AmazonLinuxを使った保守運用を経験。

その際にRPM系のパッケージ管理システムを運用していると発生する、
依存関係の解消などに嫌気がさし、プライベートではGentooへハマりました。
Gentooは「Portage」というBSD系のPortsの思想を取り入れたパッケージ管理システムで、
アプリのインストール時にはソースからコンパイルというスタイルで依存関係は少ないです。

ただ依存関係のトラブルは少なくて、さらに自分のハードウェア環境に完全に最適化した
システムが構築できる利点はあるものの、毎回コンパイルでパッケージ導入は時間がかかりすぎます。

その後最近ではUbuntu、Lubuntu、elementaryOSは子供たちにも使わせたりしていました。
Debian系のdpkgやaptのパッケージ管理システムを採用しており、
稀にdpkg系でエラーは出ますが依存関係はあまりないです。

ManjaroLinuxでのDBサーバ構築の経緯

今回は子供が使っていたThinkPadX121eのPCをグレードアップすることになり、
その退役させたThinkPadX121eにArchLinux系でpacmanというパッケージ管理システムの
ディストリビューションであるManjaroLinuxを使ってみることにしました。

DistoroWatchでも直近半年でランキング2位となっています。

まずこのディストリビューションの良いところ、気に入った点は2点です。
ひとつはローリングリリースというディストリビューションのバージョン管理運用という点。

ローリングリリース

どういうことかと言うと、Ubuntuでは2年に一度のLTS(ロングタイムサポート)、
半年毎の新バージョンリリースという二軸でディストリビューションのバージョン管理をしています。

半年経過後、2年経過後、新バージョンへのサポートを受け続けるために、
都度OSをインストールやアップデートツールでのアップデートを実施する必要があります。
長く利用し続けても最長で5年のサポートです。

このブログWEBサーバを運用していると半年毎でもやや手間に感じます。
ひとつのサーバはアップデートツールでの更新に失敗して起動不可になってしまいました。

そもそもこのテクノロジーの移り変わりの早い中で2年毎、
ましてや長くても5年もこの入れ替え作業にかかりっきりになるのは非効率や無駄な作業かなと、
最近ではVR開発などやりたいこともあるし、都度メンテは少々辛くなってきました。

尚、ローリングリリースという概念ではGentooも同じ部類になります。

パッケージはバイナリベースで配布

ローリングリリースはGentooと同一の思想ですが、
Gentooとは全く異なるのが、パッケージ管理システムのpacman。
このネーミング、ナムコのパックマンをオジさんは連想してしまいます笑。

さてManjaroをはじめとするArchLinux系のOSが採用するこのpacmanというパッケージ管理システムは、
Gentooのソースコンパイル形式ではなく、バイナリでのパッケージ配布となっている点ですので、
それほど時間はかかりません。

最新パッケージにアップデートする場合はターミナルで以下のコマンドを実行します。
(※Windowsで言うところのWindowsUpdateになります。)

$ sudo pacman -Syu

Ubuntuの場合は、「sudo apt update」ですね。

使ってみた感想

本日丸一日Manjaroを使ってみた感じ、使いやすいです。
そこで、まずは、DBサーバとして環境構築を行い、徐々にArchi系へリプレースしていこうと思います。
Bitocoin関係のツールやらバッチやら動かしているのでバックアップしながらとなりますが、
しかし、新たな環境での構築方法や稼働方法などを調査して動かすのやはり楽しいものです。

尚、Arch系のLinuxとしては、もうひとつ、EndeavoarOSがあります。
これもDistoroWatchでは4位にランクインしてますね。

見た目は洗練されてそうな印象です。
こちらも触ってみたいと思います。

名前がエンデバーというと、宇宙船?がネーミングの発想の出どころでしょうか。
写真も宇宙飛行士ですし。。
ちなみにヒーローアカデミアにもエンデバーというキャラクターがいますのでこちらも連想します笑

Manjaroでの構築作業についてはまた別途更新していきます。

運用関連についてはsystemctlコマンドで行いますので、
パッケージをインストールしてしまえば他は何ら変わりません。

今回は筆者にとってManjaroLinuxが新鮮で触ってみて楽しかったのですが、
これからLinuxをインストールしてみようかなと思っていて、
どのディストリビューションにしたらいいか迷ってる場合は、
その候補に入れてみてはいかがでしょうか。

参考になれば幸いです!